個人事業主向けインボイス制度(適格請求書保存方式)対策とは?

インボイス制度(適格請求書保存方式)どうしよう…と頭を抱えている個人事業主の方はいますか?
2023年10月から、インボイス制度(適格請求書保存方式)がスタートします。最近は、インボイス制度スタートのあとに始まる「電子帳簿保存法」と共に、私たちの事業主の大幅な対応変更が求められ、毎日と言って良いほど、この話題がメディアに出てきています。
インボイス制度については、メディアを中心に「デメリット」が強調され、「インボイス制度=悪いもの」のようにも感じられることもあってか、個人事業主を中心に「どうしよう…」と頭を抱えている人も多いようです。
実際に、私も9月ごろでしょうか…私も「どうしよう…」と頭を抱える一人でした。でも、今は「もう、これしかない」と対策を一つに絞り、来年度以降の作戦を実行する準備をしているところです。
恐らく、この対策は、法人や個人事業主を問わず、インボイス制度の導入によって、頭を抱える事業主たちにとって”唯一”と言っても良い対策でしょう。
では、その対策とは何か?ですが、その前に、法人の私も「頭を抱えた悩み」をお話させてください…
目次
今までの発注額から10%マイナスで!というわけには…
今、メディアで流れている情報を見ると「個人事業主にとってインボイス制度が”デメリット”」という風潮が流れています。
もちろん、それも一理あります。私も、その側面があることを十分に理解してします。しかし、このときセットでメディアが語らないのが…
法人も10%の決断に悩まされている
ということでしょう。メディアで主張として出てくる個人事業主の方の話は「適格請求書発行事業者に、発注主が切り替えてしまい、自分たちの仕事がなくなる」というものです。
確かに、発注側と受注側がお互いに「替えがきく」なら、そうなるでしょう。しかし、「替えがきかない」なら、これはどうなるでしょうか?…
そうです、私が経営する法人の事業は、、、
「適格請求書発行事業者ではないのですね、じゃ~今までの発注額から10%マイナスで!」
「適格請求書発行事業者ではないのですね、じゃっ、他の人に頼みます!」
”というわけにはいかない”のです。
なぜ、そうなるか?…と言えば、
発注先は全て「代替えがきかない」個人事業主ばかり…
人によっては、私の状況を見て「単に、代替えがきかないやり方をしているから悪いんじゃないの?」と一蹴されるでしょう。
もちろん、それは分かります。私も属人的になっていることを最大のリスクと捉え、現在進行形で「エース不在で勝ち続ける組織」に変革をしています。
しかし、完全に属人的な部分をなくせるかと言えば、それは不可能です。全てを、ロボットで代替えできるレベルに到達しない限り、属人的ではない状態とは言えないでしょう。
だから、結局パレートの法則の通り、外注している20%の人は、最悪のときは代替えがきくものの、80%の人は、代替えがききません。
でも、ここで注意したいのは、20%の人も「最悪のときは」なので、この制度変更が理由で代替えはきかないのです。
そうなると、私に重くのしかかってくるのが…
10%の身銭を切るか?10%減を伝えるか?
「10%の身銭を切るか?10%減を伝えるか?」の選択です。代替えがきかないなら、消費税10%分を、どうするかを選択するしかありません。
適格請求書発行事業者ではない個人事業主の方に対して、発注額の実質10%を自社が負担して、10%の身銭を切るか?
それとも、これまでの発注額を10%減らさせてくださいと同じするか?、この2つの選択肢しかありません。
これも、傍から見れば「契約の仕方が悪いんじゃないの?」と言われてしまえば、それまです。
しかし、その業界の慣習などを勘案すると、よほど最近できた業界でないと、なかなか難しいでしょう。
そもそも、そんなカンタンに話が進むなら、このインボイス制度は、ここまで話題になる必要はないのですから。
では、私の決断はどうするか?
10%身銭を切る代わりに会社の利益を10%伸ばす
「10%身銭を切る代わりに会社の利益を10%伸ばす」ことにしました。なるほど~ではなく、「何じゃそりゃ?」と言われてしまいそうですが、私はシンプルにこれしかないと考えました。
私は、困難に直面したときに、いつも考える言葉があります。それが…
【売上げはすべてを癒す】
中内功(なかうち いさお)氏の言葉
この言葉です。ダイエーの創業者中内功の言葉です。この言葉は、企業の社会的責任が云々と議論が始まった20年ほど前に批判されたこともありました。
しかし、私はこの言葉は、時と場合によっては、正論だと考えています。
なぜなら、このインボイス制度への悩みを解決するのは「利益」だけだからです。
この解決策をシンプルに考えれば、自社で負担する10%分を「新たに稼げば良い」ただそれだけです。
もしくは、現時点で「利益が出すぎて困っている企業」であれば、納税で社会貢献できるので良いと考えているかもしれません。
何にしても、この実質的な負担額を何とも思わないほど利益を上げていれば、このインボイス制度は、何ら問題はないのです。
だから、私はこの場面では「売上げはすべてを癒す」に立ち返り、その方針を立て、次年度から実行することにしました。
こうなれば、今まで発注していた個人事業主の方に迷惑を掛けることなく、これまで通り発注を継続できます。
反対に、発注を受ける個人事業主の方は、適格請求書発行事業者になるか、ならないかに悩む必要はありません。
従来通り、税制に沿った処理をしていただければ良いだけです。
つまり、ここから学べることは…
あなたが個人事業主なら…今すぐ”代替えがきかない存在”になる
もし、あなたが個人事業主でインボイス制度について頭を抱えているなら…今すぐ”代替えがきかない存在”になるのが最良の策なのではないでしょうか。
私のように、発注側が「インボイス制度が理由で替えるわけにはいかない」と思うくらいの存在であれば、私が決断したような方針になるでしょう。
ちなみに、包み隠さず言いますが、自社が消費税分を負担する個人事業主は、全員ではありません。あくまでも、代替えがきかない人たちのみで、代替えがきく人は、負担はしません。(上記の20%、80%に含まれない取引先は負担しません)
ですので、私も誰でも負担しますというわけではなく、限定されています。
自社が負担に値する人というのは「弊社の看板を背負い、信頼・信用の維持に貢献していただいている人」です。
反対に負担しない人は、わかりやすく言えば、お互いが「契約だけで結ばれた、ほどよい距離の関係」です。
ただ、これは決して悪い意味ではなく、お互いがお互いに拘束する意思、拘束される意思がないので、ほどよい関係でいましょうというものです。
このように、負担する人、しない人を分けていきます。そして、負担する人分は、「自分たちで新しい利益を生み、補う」ただ、それだけです。
つまり、私のエピソードから個人事業主の方が学べるのは、この2点でしょう。
(1)今すぐ”代替えがきかない存在”になる
(2)利益を伸ばす
(1)は、発注側の私の悩みもふまえれば、一目瞭然でしょう。(2)は、現実的に見れば、本来は消費税を取ってはいけない人が取っていたことになるので、法的に見ると、何ともいえないかもしれません。
しかし、もしインボイス制度によって減額などがあるのであれば、その分を稼ぐしかありません。悩んでいても、これは法律ですので、仕方ありません。
全てのビジネスは、スポーツにルールがあるように、「法律」というルールのもとで行うものです。スポーツのルール改正と同じように、法律もルール改正があり、今回のインボイス制度があります。
そうなると、立ち返るところは、「売上げはすべてを癒す」=「ルール改正を屁とも思わないほど利益を上げる」これ一択でしょう。
立場や内容は違いますが、私も法人の経営者として、この一択でいきます。でも…
どうやって…今すぐ”代替えがきかない存在”になるのか?
でも、「どうやって…今すぐ”代替えがきかない存在”になるのか?」が、とても大きな問題ですよね。
もし、私がここで「どうすれば良いですか?」と聞かれたら、正直なところ方法はたくさんあります。ですが、もし「一番はじめにするのに、オススメの方法はありますか?」と聞かれたら、明確に「これです」というものはあります。
もちろん、それは「発注側に直談判する!」なんてことではありません…、「発注側に自分をアピールする」でもありません…、もしくは「◯◯の専門家」と”肩書を作る”なんて、浅はかなものではありません…。
するのは、個人事業主として、個人名で仕事をしているあなたであれば、1度は書いたことがあるものを、他の人よりも、ほんの少しだけ詳しく書くことです。
それって名刺でしょ?
と思う人もいるかもしれませんが、名刺ではありません。もし、これを名刺でやろうとしている人がいたら、私は「冗談でしょ???」と笑ってしまうかもしれません。
名刺は、しょせん名刺です。マナー違反ではありますが、場合によっては名刺は捨てられてしまいます。しかし、他の人よりも、ほんのすこし詳しく書いたこれは、捨てられることは、ほとんどありません。
むしろ…「◯◯さんに発注する理由ができた」と言われるでしょう。
または…「◯◯さん以外には発注できない」と言われるでしょう。
もし、あなたがそんなことを言われたら、どのような気持ちになりますか?もう、インボイス制度の悩みなんて、おさらばしたも同然でしょう。というより、そもそも、そんなもの気にもしない存在でしょう。
それと同時に「代替えがきかない存在」になったと言えるでしょう。ぜひ、あなたも、今すぐ動いて、その一人になりませんか?
※ご注意 上記内容は、法律の専門家の見解ではなく、あくまでも事業者の実際の運用を行う際の個人的な見解です。インボイス制度(適格請求書保存方式)の内容や法律に即した対応などは、各種専門家にご相談くださいませ。
▼ポイント▼
このような方法を使うことで、インボイス制度への対応だけでなく、個人事業主が難しいと感じる「安定的な売上獲得」「業務に対する対価(報酬)の向上」を実現していくことができます。
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