個人事業主でコンサルティング?
フリーランスになったコンサルタントの成功確率は・・・
少し前の話になりますが、
世界的な企業の日本支社のトップまで上り詰めた方とお会いした際にご相談を受けたのですが、
今後はコンサルタントとしてやっていきたいんですが・・・と。
確かにビジネスパーソンとしての実績は抜群!とても経験も豊富で人としても魅力的だったので
何をやってもうまくいくのだろうなと思ってお話を聞いていました。
ちなみにフリーランスになり10年後に生き残っている確率はなんと10%以下と言われています。
そしてこの10%程度の方々の年収の平均はコンサルティングのジャンルにもよりますが、800万円~1000万円。これは凄いな!今の年収の2倍はあるな!となるはずなのですが。
ここからスーツや鞄、交通費、宿泊費など経費が掛かってきます。そしてコンサルタントとしてスキルを上げていくために研修費や勉強代、もちろん税金もあることを考えると実際の手取りのイメージは年収1000万円だったとしても300万円~350万円程度になるのではないかと思います。
え?そんな感じなの?10年で生き残る確率は10%以下で、継続できてたとしても手取り350万円?それが事実なのです。これはあくまでも平均ですのでもちろん数千万円の報酬を獲得しているコンサルタントや億を超える収入を取っている方も実際にいらっしゃいます。
そしてお勤めされていた時とは違い、業務範囲がとても広くなります。
この手取りで人を雇うことはかなり難しいと思うので全て一人でやらないといけません。
細かい話ですが、請求書を作り封筒に入れ切手を貼り郵便局に持っていき、そのデータを打ち込むのももちろん自分です。仕事をとってくるのも提案資料を作るのも自分。お客様とコミュニケーションを取るために食事に行くのも自分です。
独立したコンサルタントの方がよく言われるのが、お勤めしていた時と比べると時給がかなり下がったということを言われます。
話を戻して、冒頭でご紹介した日本支社長のトップの方が、コンサルティングをすればうまく行くのか?ということですが、マーケットだけを考えればかなり難しい。なぜか?
超大手企業のトップの経験が活かせるコンサルティングのマーケットは非常に小さいという事と、
その割にはコンサルをしている方々が非常に多いというのが実際にはあると思います。数年に1度トップは変わります、もちろん別の会社の同じような立場で働く方もいますが、一人でコンサルティングを行う方も多い。そうすると大手企業のコンサルタントは群雄割拠になってしまうのです。
日本に100店舗以上フランチャイズ店を作って会社を売却しリタイアをした経営者にもお会いしましたが、お金は充分にあるがコンサルティングの仕事を取るのは難しいとおっしゃっていました。
ではどうすればいいのか?
もちろん個人事業主でコンサルタントとして報酬を上げていくのに一番いいのは。
なるべく長い期間大手のコンサルファームで働く事なのですが・・・これを言ってしまうとほとんどの人が対象にならないと思うので、別の方法を。
それは、マーケットを細分化して小さな市場で戦うということです。コンサルティングの市場規模は5724億円(2021年)あります。そのうちの数千万円だけもらえればいいのです。
例えば営業コンサルタントであれば、クライアントはいろいろな業界や会社の規模があると思うのですが、もしあなたが不動産売買の業界で営業社員30名の部長だったとすれば、そのマーケットの規模を調べてそこだけをマーケットにしていくのです。
営業社員30名の抱える問題や解決策、会議の方法、社長の求めているもの、もちろん営業手法やマーケティングの方法までコンサルティングすることができるはずです。それでもマーケットが大きいのであればもっと小さくすればいいですね。もしあなたが営業社員30名を抱える不動産会社の社長であれば、不動産営業のコンサルタントと営業社員30名規模専門の不動産営業のコンサルタントのどちらを採用するでしょうか?
多少、コストが高くても後者を選ぶんじゃないかな?と思いますがあなたはどう感じますか?
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