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広告の知恵袋vol.6:価格テストってやってますか?


商品の価格設定

皆さんこんにちは、中谷です。

先日、この商品をいくらで売ればいいと思う?という相談を友人の経営者から受けました。僕の答えは、まずはベストオファーからという選択肢を取ったらいいよ。と伝えました。

ベストオファー?簡単に言えば一番自分が思うやすい価格からスタートすると言うことです。一度つけた値段を下げるのは相当難しい訳です。でも価格を上げていくのは先に買ったお客様を裏切る行為ではないですし、高いものを安くすると売れなかったんじゃないか?と思われてしまいますしね。

僕も何度も自分のビジネスで価格テストしていました。コンサルティングをしていることもあり、僕がどのような考えでビジネスを構築していくのか?という事を理解していただくためにセミナーや相談会をしているのですが、最初は無料でやってみて、人は集まるけど思ったような見込み客に出会わない・・

5,000円でやってみるけど、同じような結果。9,800円でやってみると人数は集まらないけど、話は真剣に聞いてくれるようになる人が増えたな。とか29,000円だと逆に頭デッカチの変な人が増えるなと。。。結局、一番良かったのが98,000円のセミナーでした。

98,000円にするとほとんど集まらないのですが、本気の人が来るので
ほぼ100%の会社がコンサルティング契約をしてくれました。スタッフを連れてきて一緒に勉強する会社がほとんど。そしてセミナーの満足度も高い方が多い。

価格もテストすることで反応が大きく変わる

ここまで掛かった時間は何と2年です。

無料のセミナーと同じ事を話していますが、受け取る姿勢や受け取る側のレベルでもアウトプットの質がかなり変わってきます。僕たちのような小さい組織の場合、問い合わせが多いというのは逆に余計な仕事が増えてないほうがいいという事も多い。本当に悩みがあって目標に向けて推進している会社さんの問い合わせが数少なくあった方が良いという事もよくあります。

ですのでその会社の規模や、獲得したいお客様のイメージで価格を柔軟にしていかないといけない場合があります。よくあるのが、あまり他社と変わらない商品を高く売っているという会社もあるのですが、これはよろしくないですね、、、価格以上の価値を提供するのはどのビジネスも同じなのですが。

価格はとても柔軟です。そして魂が篭っているもの、誰が何と言おうと価格テストをして、自分たちの商品を求めている人たちに届くような価格設定をしていきたいですね。

松下幸之助 (パナソニック)
いかなる商品でも私の方で決めるもので、他の店より高い場合もある。しかしその高いという場合には、自分の魂料が入っている、信用保証料が入っている。だから何かのときは私の方は責任をもちますよ、ということを堂々と主張できるような商売をしなくてはならない。

本田宗一郎 (本田技研工業)
値段を安くするために性能を犠牲にしてはならない。

稲盛和夫 (京セラ/KDDI/JAL)
「値決め」は経営であり、トップ自らが決めるべきものである。値決めで会社の業績が悪くなるとすれば、それは経営者の器の問題であり、心の問題であり、経営者の持つ貧困な哲学のなせる業と思う。

など価格の重要性はレジェンドの経営者がいつも話している事。
価格をテストすることの重要性をあまり理解していない経営者さんが多いんではないかな?と思っています。仕入れ商品などで上代が決まっているものは別として、、、

P.S.価格をコントロールできなければ早くそこから抜け出したいですね。。。

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